毎日泣いてて疲れたからさ
発覚から、手術、抗がん剤、放射線終了まで10ヶ月。駆け抜けた。
で、疲れ果てた。
思えば、抗ガン剤の点滴が入らなくなった頃からメンタルが崩れ出し、泣くことが多くなった。
明るく振舞ってる人でも、やっぱりこの病気になった人は不安定になることが多いんじゃないかな、って思う。いや、どんな病でもそうなんだろう。
新しい環境もストレス
入社を遅らせてくれた親切な会社に入れて、前職と違って残業もほとんどしなくてよい環境に変わったのは本当にありがたい、ラッキーなできごとだったけど、それすらも、よかったのかどうか?と思い始めた。
いや、結構ね、ツライんすよ、1人チームの仕事って。上司もチームメイトも全部海外で、日本にはホントの仲間がいなくて…。
仲良くしてくれる人や一緒に仕事する人もいるんですよ、普通にいい人たちが。
でもなんか、自分だけしかいないと思うと、すごいプレッシャーを感じてしまって。
しかも英語だし。
もう、
あたしは日本国内で、日本語のみで暮らしたいんだ!日本バンザイ!海外旅行とかもう行かなくていいわい!
って、ことあるごとに言いまくってた。
あんなに海外だのなんだのに興味があったのにね。
英語も目からも耳からも入ってこなくなって。まいったよ。
精神腫瘍科を受診
ってなわけで、毎日泣くのにも疲れたし、このままでは会社も辞めてしまいそうだし、何よりもやる気と気力が見当たらない。何にも好奇心もわかない。
これは、うつだな。
しかももう何気に数ヶ月経ってるな。
と心配になったので、放射線治療の最後の診察で先生にお願いして、精神腫瘍科の先生の予約を取ってもらった。
先生は本も出されていて、いろいろなイベントに出たりされてる人で、なんか明るそうな人だなぁと思って会ってみたかった。
2月末に初めてお会いしたのだけど、
「こないだまで毎日通ってたんだし、もっと早くくればよかったのにー」
と言われた。ほんとにそうだよ。
乳がんの治療や仕事、生活の話を一通りして、薬をもらった。トレドミンっていう薬と胃薬、眠れなかったので入眠剤を。
セロトニンが少ないのがいけないということで、それを増やすための薬、抗うつ薬らしい。
トレドミンは最初1日1錠だったのだけど、2週間後も変わりがなかったので、1日3回に追加された。
眠れないし起きちゃう
この頃一番困ってたのは、なかなか寝付けないのと、すぐに起きちゃうこと。
最初、マイスリーをもらったのだけど眠れても3時間後にまた起きてしまうので、レンドルミンというのに変更された。5時間は眠れるんですと。
私は8時間寝るのが一番合うので、まだそれでも足りないの。なので、少し経った頃さらにレスリンって薬も出された。長く寝れるんだそうだ。
大丈夫なのかしら、この薬漬け生活。
とりあえず元に戻るのに3ヶ月は飲んで、と。それから3ヶ月かけて薬を減らしていくそうな。間もなく3ヶ月経過。
カウンセリングとは違う
その頃すごくストレスを感じていて、いろんなことに不安でまいってた。
わたしの悩みや思ってることを聞いてくれたりするのかと思ってたけど、心療内科?精神科?っていうのはそういうところじゃないんだ、ってことがわかった。薬でその症状を改善するんだね。
最初、もっといろいろ話したい、聞いてほしいのにー!と思ってたけど、確かに薬で良くなって来たし、
やる気が出なくて、ダメダメな気持ちになるんです!ダメダメ病なんじゃないでしょうか!
と言っても、
「ダメダメ病じゃないです。うつです。治りますから。」
と。
薬漬け生活はちょっと不安だけど、
「僕は100%治してきたから、絶対あなたも治します」
って自信満々に断言するから、信じてみることにした。
ホルモン治療も始まる
実はその前日からホルモン治療が始まって、タモキシフェンを飲み始めた。
だから、なんか身体に変化があっても、もはやどっちの副作用なのかわからない。
眠れないのは夜にタモキシフェン飲んでるからとか関係あるのかな?
5月末の今、飲んでる薬は胃薬含めて5種類。多すぎる…。
セロトニンってことはさ
朝日を浴びるとかよく書いてあるよね。
このごろ朝早く起きれないけど、夏に近づいてきたし、起きてみますかね。
ひとまず、ずっとサボってたラジオ体操を復活させてみたよ。
生じゃないよ、iTunesからダウンロード。だからいつでもどこでもできるよ。
あと、先生のオススメはスクワット。筋トレとかジムでやらないなら、家でできるスクワットをやるといいよ、って勧められた。
先生は、運動療法を推していて、薬を飲みたくない人には運動療法を提案したりするみたい。
ひとまず、ウォーキング+スクワットをなるべくやるようにしてる。続けるのみ。