原発性アルドステロン症の検査入院 その①
4泊5日の検査入院。
4年ぶりの入院。人生では4度目。多いわ…
入院前のPCR検査
今回入院するにあたり、前日に入院前のPCR検査とCTをしました。感染症対策、ですね。
PCR検査、細くて長い綿棒みたいなのを鼻の奥の奥まで入れて痛い。涙目。終わっても鼻のムズムズが止まらない。
陽性だった場合は、その日の夜8時までに電話が来ることになっていたのだけど、なかったので、無事に入院できることになりました。
今回は乳がんの時とは違う病院で、迷わず6人部屋(無料!)を選択。
入院手続きを済ませたら、即、病棟へ行き、フロア案内をしてもらう。
ちょっと経ったら、主治医と担当医、研修医が挨拶に見えました。なんだか安心感。
今回は、パジャマやタオルをレンタルすることに。借りるのに名前を書いたら、なんと受け付けてくれた方がご近所さん!ほんとに近くてご近所話で和みました。
血管問題発生
人間ドックの採血でもいつも何人も人が代わり、たまに水飲まされたり、寝かせられたり、あっためられたりと悩ましいわたしの血管。
しかも左側は、乳がんのリンパ郭清をしたために血圧を測ったり、採血したりができないので、右手一択。
この入院では、点滴入れたり、血液検査をたくさんします。そのために点滴の針を差しっぱなしにするのですが…。
今回も、わたし難しいですよ〜、と前置きしたものの想像以上だった模様で。まずは安定の失敗。針を抜きました。
とりあえずたくさん水飲みましょうか?と提案して、ランチ後に再度トライすることに。
2度目はなんとかルート確保成功!しかしながら、気づいたらテーブルが血だらけにー!自分の血とはいえ、およよよよ!となりました。ベッドが血だらけにならなくてよかったぁー
その後は、翌日の検査のための造影CTを撮影に。造影剤を入れて、よく見えるようにして、実際の検査の時に役立てるわけです。
造影剤入れると、なんかお漏らししたような感覚になる。4年前の体験が蘇ってきました。
撮影が終わると、おやおや?何か慌てている。
ん??と思っていたら、点滴の針がズレたのか流血騒ぎが勃発。またしても担当が入れ替わり、結局さっき頑張って見つけてもらったところは一旦抜くことに(涙)また刺してもらってください、とのこと。無念!
そのあとも、血圧測定、血管の強さをみる検査、そして心電図的な検査を続けて行う。
心電図と血圧計が一緒になったようなその検査は、担当の方が、ん???なんかダメだ、という反応。何かがうまく行かないらしい。鼠蹊部と首の動脈の真上にその心電図の器具を置かないとうまく反応しないらしく、入れ替わり立ち代わりの、右見たり左見たりしていろいろ試し、きっと最後は大御所的な方が来てくださり、結局4人がかりの騒動に。
そんな1日目のおわり
シャワーは2日に1回女性の日が訪れるらしく、この日が女性の日。やった!入れるー!
大きな浴室にはシャワーと浴槽があって、お約束がわからないので、そそくさと浴びて出た。小心者である。
そして、髪も濡れたまま、夕飯が届いたので食べようかと思っていたら、先生たちが来た。
まずは、再度のルート確保。
4人がかりで触りまくり、血管が深いだの、細いだの、ああでもない、こうでもない、僕ならそこは自信ないな(爆)などと。
あれ?こっちは?なんだっけ?と主治医先生に左手を指されたけど、そっちは術後で〜と再度説明。
結局、採血得意とおっしゃる担当医が仕留めてくれました。大騒ぎ。
その後、丁寧な翌日からの検査の説明を聞く。
病気の説明や、検査のメリット、デメリット、注意事項、他の方法の場合の説明など。かなり詳細に、美しい図付きで解説がありがたい。
「原発性アルドステロン症」というこの病気であることは、今までの何回もの血液検査によって、高血圧学会の基準だと確定できるんだけど、内分泌学会?だったか別の学会の基準では、今回やる3つの検査のうち1つでも当てはまったら確定となるらしく、それを見るのがひとつ。あとは左右の副腎のどちらから、アルドステロンというホルモンが出過ぎちゃっているのかを見極めるための検査。
ほんとに時間をかけて話してくれました。安心感。
ところで、運ばれてきていた夕飯は、この日夏野菜カレーでした。冷めちゃったけど、美味しかった。
テレビを見つつ(テレビしか見てない)ゆっくり過ごして、9時には消灯。なぜか眠れずに、1時くらいにようやく寝た気がします。
今回の慈恵医大は、館内のフリーWi-Fiがあるのでどんなにスマホを使っても大丈夫。それが前回とは違うところ。前回は速度制限かかっちゃって途中から見れなくなっちゃったからな。
そして、やっぱり違うのは、検査だけという気楽感。手術の時とはだいぶ気持ちが違う。
6人部屋だけど、結構静かで、平和です。