骨折生活について。
松葉杖生活、いろいろと新しい発見がありました。
わたしの乳がんブログのを見てくださる方にとっては誰得?と思いますが(笑)、新しい発見があったのでご紹介します。
便利なもの。
- カウンターキッチン
我が家は狭いのですがキッチンだけは立派で、カウンターキッチンになっています。松葉杖で両手がふさがるので、カウンターに作ったものを置いて、向こう側でテーブルに移す、という作業ができたのはほんとに便利でした。
今までそんなに使うことがなかったのですが、もはや動くのも一苦労だった時期には役立ちました。声だけでラジオとかかけてくれるし。在宅で仕事をしていて、さぁ会議の時間だぞ、となったら、
「OK, Google 音消して」
って言えばすぐに会議に入れます(笑)
不便なこと。
今までなんとも思ってなかったことに、いろいろと不便を感じました。その立場にならないとわからないものですね。
- マンションのガラスのドア
片側にしか開かない、重いガラスのドア。松葉杖初心者の頃は入るのが難しかった!
- 家のドア
こちらも同様。まず体で押して、松葉杖を挟み込み、そのあとズズズィっと体を入れ込むというワザが必要。
- 早く閉まる自動ドア
オートロックの自動ドアの開いてる時間が短くて、何度か一回で入れなかったことが。こちらも松葉杖に慣れたら解消されました。
- 段差のある入り口
たまには外に出ないと、と思って、家の近くにあるインドカレー屋さんにごはんを食べに行ったのだけど、一階にあるのに入るときに段差が!未だ松葉杖での段差はどうしたらいいかわからず、コツを掴めてない。
- 階段は無理
日々家の中と、家から半径300mくらいの範囲でしか行動していないのですが、階段はトライしたことがまだ一度もありません。この間出先(もちろんタクシー利用)でお茶でもするかと思って知ってるカフェに行こうと思ったら、なんと階段があった、しかも高めのやつ三段。松葉杖を階段に置いてみたものの…はぁ、無理だこれ…と一人つぶやき帰りましたとさ。
そんなわけで、地下鉄の駅も階段だらけなのでなかなかハードルが高いです。いつになったら会社に出社できるかな。
- 買い物かご
一人暮らしなのですが、ネットスーパーを使うほどでもなく、と思って近くのスーパーやらコンビニに行っていますが、買い物かごが持てない!両手塞がれてるのでカートも押さない!子供用の小さいかごで買えるだけ買っています。それくらいの量ならリュックにも入れられるしね。一人での買い物はリュックに入る分しか買えません。
- これから足先寒い
ギプス、指先が出ています。間違いなくこれから寒くなる。早くギプスはずれないかなー。
効果があるかもしれないこと。
- 体幹が鍛えられる
一番最初に思ったこと。松葉杖って体幹が重要!とにかくお腹に力が入る、入る。逆に力入れてないとよろける。これは思わぬ松葉杖効果が現れるかも。
- 右足が鍛えられる
骨折直後は右足だけに頼ることが多かったので、相当鍛えられている模様。右足だけで椅子から立ち上がったり。少しずつギプスの足も使えるようになってきて、今はそこまで体重もかかってないけど、何かと頼りにするのは右足。
- 腕が鍛えられる
松葉杖、脇の下に入れたいそうですが、実は脇につけてはいけなくて、腕と手の力を使っています。最初の頃はすごく筋肉痛になりました。ただ、残念ながら二の腕に効いてる感じはしません。
- 痩せる?
上記のことから、これはもしや骨折ダイエットになるのでは!!と期待しました。お酒も飲んでないし、動かないからそんなにお腹も空かないし。しかしながら、この頃はストレス解消のためか、お菓子に手を出し始めてしまいました。チョコとかチョコとかチョコとか。太らないように気をつけます。
- ゆとりを持つ
今年はバタバタ忙しくて、ゆとりを持つことを忘れてしまっていました。それを思い出させてもらった感じ。というか、ゆっくりしか行動できないので気長になるというか…。
悪影響だと思うこと。
- ビビりになる
我ながら妄想力がとてもあるので、歩き始めたらきっといろんな想像をして、ビビりそうだなぁと。あれやったらこんなこと起こらないかなぁ、と不安が先に来そう。今後、行動が注意深くなるかもしれません。
んー、何事も経験?ってことで、まとめてしまってもいいのかしら。
骨折なんてしないに限るけど。
残念ながらまだギプスは取れず。狭い家の中は松葉杖なしで歩けるようになりましたが、外はまだまだ。来週は4週目です。今日から温熱のリハビリ始まりました。そろそろはずれるかな?
ロンドンの上司や同僚が、お見舞いに本を送ってくれました。家にこもらなきゃいけなくて可哀想だから、と旅好きなわたしが次の旅先を妄想できるように、と。びっくりしたー!
ロンリープラネットの、行くべきところ500選、的な本です。
ほんとに同僚に恵まれていて、感謝しかない。
そしていろいろあるたびに説明するので、わたしの医療英語ボキャブラリーが増えていく〜!