原発性アルドステロン症の検査入院 その③ - 検査2つ
まだまだ続く検査。
2日目、3日目は午前中だけの検査だったので少し気が楽。
この2日は、「レニン」と「アルドステロン」の相関性に基づく検査をする。どうやらこの「レニン」と「アルドステロン」は相互に作用して、あっちが減ればこっちも減るみたいな感じらしい。
生理食塩水負荷試験
生理食塩水で塩分を摂取すると、「レニン」の分泌が抑制される→結果として「アルドステロン」が低下する。
原発性アルドステロン症の場合は、「レニン」の抑制を受けずに「アルドステロン」が増加するので、大量の食塩を摂取しても、「アルドステロン」の低下が起こらない。
という仮説のもと、行う。
朝食抜きで、まずは30分ベッドの上で安静に。
その後1度採血。昨日の検査に使ったところから採血できればよかったのだけど、出てこなくて、また別のところで採血。昨夜のエコーで見た印が役に立つ時が来た!
ここから、2ℓの生理食塩水を4時間で入れていく。
1時間ごとに血圧・脈拍測定。
トイレも行ってよいので、行く時は点滴と一緒に。それ以外はダラダラとベッドの上で過ごす。
4時間後にまた採血。今回は前から刺してあるところで採血できた!やった!
時間はもう2時近く。遅いランチが配膳されたので、ありがたくいただく。
この日は1日おきにある女性のお風呂の日。今回はルールが分かったので、ゆっくり焦らずに入れて満足。2日に1回しか入れないんだったら、そんなにシャンプーとかも持ってこなくてよかったな。
フロセミド立位負荷試験
翌日も朝から朝食抜きで検査。
この日は、脱水がおこると「レニン」の産生が増加する→「アルドステロン」も増加する。立っていて脱水状態になると、健康は人は「レニン」が増加する。
原発性アルドステロン症の場合は、「アルドステロン」が過剰に分泌されるので、結果として「レニン」が抑制される。
という仮説のもと、行う。
また採血をして(今回も刺してあるやつから取れた!)、その後利尿剤を点滴する。
そうすると脱水状態になるのですが、この検査はなんと2時間ずーーっと立ってないといけない。(注:トイレは座ってOK!)
病棟内をフラフラ歩く。部屋にいても持て余してしまうし、ベッドがあると座りたくなっちゃうので、ラウンジで立って本でも読むことにする。
アルドステロンとMRというものについての本を先生に借りたので、それを読む。難しくて頭に入ってこないー!
↓コレ
うっすらと理解したことにして、諦めて自分で持参してきた本をようやく読み始める。
2時間なんで意外とあっという間で、
途中、フラフラしてきたりしたらすぐ言ってください!
と言われていたけど、そんなことも起こらず、無事に2時間後の採血も終了。
もうひとつ検査を予定していたけど、不要になったので、これでもう退院を待つのみ。
ランチに餃子と麻婆豆腐が出て、テンションが上がる!減塩食(1日6g)でもこんなメニューが出るんだなー。
あとはダラダラとベッドに横になりながら、ひたすらテレビを見続ける。たまに同室の患者さんとしゃべったり。たまにコーヒー買いに行ったり。
夏休み、ではないけど、少しゆっくりできてよかったかな?!