なんとかなる

乳がんサバイバーの備忘録。

入院準備。

2週間くらい前からぼちぼち入院準備を始めた。

 

準備って言っても、何しろ全室個室でシャワー・トイレ完備、シャンプー・リンス・タオル類などホテル並みの(言いすぎか。)アメニティもついてる。

だから、ほんとに術後に必要なものだけを揃えておけばよかったので、楽チン。

 

前開きパジャマ

パジャマは貸してくれなかったので、自分で前あきを準備。まだ5月だから無印で長袖パジャマを購入。

替えのパジャマも買って2セット体制。入院中は1日何度も術部を見せるので前開き必須。

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会社のこと。

上司が出張から帰ってきた。

 

告知されてから週末を超えた月曜日。

出張おつかれさまでしたー。どうでしたかー?

なんて話を散々してちょっと経ったころ、上司(男性)が聞いてきた。

 

「で、検査の結果はどうだったんですか?」

 

会ったらすぐ言おうと思っていたのに、どうでもいい話をしていたら忘れてしまった。自分の中では、週末にかけていろいろとハゲそうなくらい考えまくって一旦落ち着いてしまったのかもしれない。

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1ヶ月の間に考えたこと。やったこと。

手術までの1ヶ月の間にいろんなことを考えたり、準備したり、やったり。

 

今後のわたしの人生 

全摘手術をする、と決めたけど、

これからのわたしの人生どうなっちゃうの?!

という漠然とした不安が押し寄せて来た。

私は告知後、どちらかというと病気については楽観的だった気がする。それは、自分にそんなに悪いことが起こるわけない、となんだかんだで信じてるからかもしれない。

でも、現実は、

未婚・独身・ひとり暮らし

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おまけ:大腸内視鏡検査

人生初の辱しめ、大腸内視鏡検査を体験。

 

まさかこのタイミングでこんなオプションがつくなんて、神様もかなりやってくれる。

2、3日前から繊維質のものをとってはならず、うっかりゴマとか食べたときはやばっ!と焦った。


前日から当日にかけて、2リットルの下剤を飲み、うん◯が出たら逐一記録。出てくるものがもらってる記録用紙にある形と色にまでなったら、病院に電話して、

「ワタクシ、◯◯番、△△です!この色になりました!今から向かいます!」

と宣言するわけです。

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手術前のいろいろ。

それから1ヶ月の間に4回ほど病院に通った。

 

不安なことや質問があったらいつでも連絡してくださいね、と主治医の名刺をいただいた。一番不安な時期にすぐにメールで連絡できたのは本当にありがたい。(ただし、返信は要点のみでかなりあっさり)

 

そんなこんなで、ゴールデンウィークからは、病院三昧。

 

MRIとエコー

術前の検査として、まずMRIと、より詳細のエコーをした。専門家によるエコーは2人掛かりでかなり詳しく見てくれて、かなりの時間を要した。

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乳がん告知。

検査からの1週間は眠れなかった。

 

ずっと夜中の検索がやめられなくて、目をつぶればドキドキしてた。

月曜日からアメリカへ出張だったのをキャンセルさせてもらい、人の少ない職場で仕事。とりあえず仕事だけはたくさんやることがあったので、冴えない気分ながらこなして、夜は検索。

 

4/20は午前中の予約で、会社を抜けて一人で聞きに行った。 

診察室に入ると、主治医が座っていて、目を合わせて、あいさつをした。

 

「悪性でした」

 

そんな感じのことを言われた気がする。 

それからは、

 

  • 「浸潤性小葉がん」であること
  • 乳がんの治療についての説明
  • しこりではなく散らばってるタイプのがんであること
  • なので、大きさで表すと広範囲(大きい)ので、全摘手術が必要なこと
  • 同時再建という選択もあること
  • でもがんの位置からして、乳輪乳頭は残せないこと
  • ホルモン陽性なので、ホルモン治療は行うこと
  • 今のところはリンパへの転移はなさそうであること
  • 手術での病理検査の結果次第で今後の治療が決まること

 

が淡々と話されたと思う。また泣いた。

 

そしてその場ですぐに手術の日程を決めた。混んでいるので2ヶ月待ちという話を前回聞いていたけど、ちょうどあいたとかで、ぴったり1ヶ月後の5/20に手術日が決まった。

これから手術までの間にいくつかの検査をしていくので、それらの予約も一気に入った。

 

その日は、その後尿検査と血液検査だけして会社へ戻った。めまぐるしくいろんなことが一気に押し寄せてきて、頭の整理がつかなかったけど、自分は確実に乳がんだった、ってことだけはわかった。

 

会社へ帰る途中の公園で母に電話をした。電話口の母は、冷静だった。

 

その日会社の部屋には私とあと2人しかいなくて、泣いても大丈夫だった。ずっと心配してくれてた先輩同僚が、お茶に連れ出してくれて、食べてなかったランチを食べて、少しだけ落ち着いた。

 

さて、どうするか。

  

おっぱいの状況。

こんなに、「おっぱい」を連呼したことなかったよ、今まで44年生きてきて。

 

乳がんの疑いを持って、いよいよほんとにヤバそうだって思うまで、お風呂とかでちゃんとおっぱいを見たことがなかったんです、わたし。

 

いろいろなサイトで調べると、乳がんのサインは以下のとおり。

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