同じ経験をもつ仲間と話すということ。
それは、とても心強いこと。
がんを告知されるという未知の体験をした時、不安ばかりでどうしたらいいかわからなくなります。
- 誰に相談したらいいんだろう?
- 何を見たらいいの?
- 会社は続けられるのかな?
- どんな治療が待ってるんだろう?
- こわいよぉ……
そして治療か始まると、そこでもたくさんのギモンが出てきます。
- 入院の時、持って行くものは?
- 抗がん剤って言われてショック、どうしよう
- ウイッグってどこでどんなの買えばいいの?
- こんな副作用出た?
- いつから会社復帰できるかな?
- いつから運動できるのかな?
- この痛みは普通かな?
まだまだいっぱい聞きたいことが出てきます。
私が告知された時、実はすでに同じ病気で手術や治療を経験している友達がいました。何を聞いても真摯に答えてくれて、資料を見せてくれたり、経験を話してくれたり。ほんとに心強かった!
でも彼女たちは抗がん剤治療はやっていなくて、それについてが一番不安だったけれど、聞ける人がいなかったのです。
Instagramに助けられる
そんな時に、Instagramで同じ病気をしてる人達を見つけて、闘病アカウントを作って、情報交換をしたのでした。先輩たちは、そこで経験を投稿していて、落ち込めば大丈夫だよと勇気付けてくれ、本当に心の拠り所となりました。当時は会ったこともなかったのに。
毎日の治療生活をおもしろおかしく紹介したり、美味しいものを食べて投稿したり、時には弱音を吐いたり。そっか、こんなに元気にやれるものなのか、と思ったものです。
そのあとオフ会的なものに参加をして実際に会えた方もいらっしゃったり。同時期に手術や治療を乗り越えた者同士、すぐに打ち解けられて仲良くなったりもしました。
やっぱり、同じ経験をもつ仲間は心強い!
ただ。
そのInstagramも、Facebookと繋げてるつもりはなくてもなぜか繋がってしまったりして、思わずドキドキすることがありました。承認制にしてみたり、メアドを変えてみたり。めちゃ焦りました!
そしたら、そんな心配のない、乳がん、子宮がんや卵巣がんなど、女性のがんに特化したSNSサイトがありました。
同病の方に質問をしてみたり、日々の治療の日記をつけたり。質問すると、登録している方々から、経験に基づいたアドバイスやあったかい返信をいただけたりします。日記にもコメントがついたりして、なんだか実際にお話しているよう。
病気というきっかけで知り合ったけれど、会ったこともないけれど、まるで前からの友達のように寄り添ってくれる人たちがそこにはいました。
この中であれば、会社の誰かにバレるかも!とか友達に知られたくないとか、そういう心配はなく、同じ経験を持った人と繋がれます。
私のように、Facebookの「知り合いかも?」機能に翻弄されなくて済みますよ(笑)
不安を聞いてほしいけど、気になることを聞いてみたいけど。
もしそんな方がいたら、一度Peer Ring(ピアリング)をのぞいてみてはどうでしょうか?