なんとかなる

乳がんサバイバーの備忘録。

カラーをした。

ラストケモから半年。

 

ゴールデンウィークに、ウィッグメンテナンスに行った。

ヘアエピテーゼは、ウィッグのカットは無料でやってくれる。

 

トリートメントは有料。

セミロング以上だと肩とかに髪が擦れて毛先がちぢれてきちゃう。毎週シャンプーとトリートメントを自分でやってもなかなか元には戻らない。

そこでトリートメントをやると、サラサラまっすぐ元どおりに!

お金払ってでも1ヶ月から1ヶ月半に一度のトリートメントをしております。

 

白髪が目立つ

5ヶ月超えたころからフサフサしてきて、ニヤニヤしちゃった。ようやく地肌が髪に埋もれてきた。

でもやっぱり白髪が増えて、それだけでおばちゃんから脱出できない。

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襟足がすごくのびて、5センチくらいはある。

このごろは、サリーちゃんのパパみたく後ろに向かって立ち上がる日も。

でも、嬉しい。でも、おばちゃん感満載。

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あと気になってるのは、ウィッグのもみあげからのぞく髪。黒髪に白髪の髪が、少々ブラウンのウィッグの影からこんにちは。

↓ この青い部分。

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地下鉄の風に吹かれると元気にごあいさつするので、地下鉄は要注意だった。

 

カラーをしてみた

そんなことを美容師さんに相談したところ、カラーしてみてはどうかとの提案。

ラストケモからまだ半年、地肌とかどうなの?とか、せっかくの新しく生まれ変わった毛にカラーってどうなの?と葛藤したものの、ずっと白髪のままではいられないので、染めてみた。

 

こんな感じ。白髪がないって素晴らしい!

なんだかやる気も出てくるね。 

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襟足を整えた

襟足だけどんどんのびるので、カットしてもらった。

なんだかもったいない気がするけど、どうせショートで脱ウィッグするんだし、確かに襟足はいらない。またのびるし。

 

襟足だけで、こんなに切った!半年間がんばって生えてきてくれてありがとう、わたしの髪。

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シャンプー台で泣く

カットして、カラーして、洗って流す。

普通の美容院の流れ。

 

でも!昨年6月から抗ガン剤治療を受けたわたしには、普通のことが特別なことになってた。

シャンプー台で美容師のたまごさんにシャンプーされたら、涙が止まらなかったよ。

最後にシャンプーされたのが、ウィッグ作るために来たとき。その日に3ミリにしたんだ。

それを考えると、思えば遠くに来たもんだ、とこの1年のいろんなことが走馬灯のようなよみがえってきちゃって。

髪も濡れてたけど、涙がバーバー出ちゃって、たぶんびっくりしたよね、若者。

 

しかもさ、その前日に友達が、

「自毛デビューしたら、お祝いしよう!ほんとにほんとに元気なきょんこが帰ってきたってかんじ!」

ってメールくれてて、それも思い出したらもう。。。その友達、3ミリの日にこの場にいて全部見てたんだよな、って。

 

そんなしんみりしてみたけれど。

悩んだ挙句、その日はサラサラになったウィッグを被って帰ってきたけれど、家に着いたら速攻脱いで確認。

うわぁ、カラーでこんなに変わるなんてね!

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翌日から連休の間はずっと帽子とこの髪で過ごした。うれしいなぁー。軽いなー。

 

坊主でよかったこと

ハゲからのチョビ毛で快適だったのは、毎日のシャンプー。

ほんの少しだけで十分に泡立つし、ドライヤーはいらないし、だからすぐ寝れる。

何を血迷ってか、

 

このまま坊主でもいいんじゃね?

 

って本気で思ったこと数回。

ウィッグだと朝の準備も被るだけだからかなりの時間短縮。

 

髪が増えてきただけで、シャンプーしてます感が出たから、これからのびたら、ますます重さを感じそうだな!

 

この快適さはちょっと手放しがたいんだな。