インプラント入れ替え。
クリスマス・イブイブに、再建乳房のインプラント入れ替え手術。
手術から7ヶ月、最後の抗がん剤が終わって1ヶ月ちょっと。その間に2回ほどお水の注入に行って、ギリギリまでおっぱい大きくのばしました。
そのあとに放射線をあてるので少し縮んでしまうため、なるべくのばしておいた方がいいのだそう。
年明け少ししてからの放射線予約を入れたと伝えると、それに間に合うようにうまいこと手術のスケジュールをいれてくれた。
イブイブからもうお正月明けまでお休みにしたので、安心!
どんだけ好きなように勤務してるんだ?と思うけど、とりあえず放射線が終わるまでは、治療第一優先にしようって決めたんだ。入社3ヶ月でたくさん有休もらえてありがたいな。
お水の注入
手術時に、ティッシュ・エキスパンダーに350cc入れてから、抗がん剤前までに3回に分けて注入し、440ccまで。2回ほど、張りすぎて減らした日もあった。
ACとパクリタキセルの間に1回、終了後に合計3回入れて行って、最後は630ccに。
最初の頃はなかなか重いし張るし痛いし苦しいしで大変だったけど、最後の方は入れてもそんなに苦しくはならなかった。
慣れたのかな?
日帰りで入れ替え手術
わたしの再建クリニックは全身麻酔なのに、なんと日帰り手術。
どうして日帰りができるの?と思ったけど、麻酔の種類が違うんですと。だからすぐ目覚めるのですと。あっという間に帰れますよーなんて言われた。
とはいえやっぱり全身麻酔なので、早朝から禁食。
午後一の手術だったので、昼過ぎに病院へ。
同じ病院でちょっと前に同じ手術をした、病気を通じてインスタグラムで知り合った友達が、病院まで会いに来てくれた。
ハジメマシテ!!
かわいい笑顔!おかげで緊張もほぐれたよ。ありがとう。
すぐに待機する部屋に案内され、手術着に着替える。手術着っていうか、エステみたいな肩出して着るタオル地みたいなやつ!
ウィッグも脱いで、帽子かぶって準備。
ドアを挟んですぐそこに手術室があって、中の声が丸聞こえ。なんだか楽しそうに話してる…たぶん先生と看護師さん達が。
◯◯さ〜ん、終わりましたよ〜
なんて呼びかけの声まで聞こえてきてドキドキするじゃん。
前の人が終わったら次は私の準備に。
また点滴か…とケモを思い出してかなりブルーになったけど、とてもうまくて一発OK!ホッとした。
あとはもうお任せで。
全身麻酔も4回目ともなると慣れたもので…。緊張はなし。
......
どのくらいの手術時間だったんだろう?1時間くらいかな?
先生たちが話してる会話が聞こえてきて、うっすらと夢か現実か?と思うくらいに意識が戻ってきた。
前日に銀座で起きた食中毒の話をしてて、
「ブルガリも大変ねぇー」
って話してたもんだから、
えー、あれってブルガリだったんですか?
って言ってみんなの会話に入ったのが目覚めのひとこと。わいわいの会話に入れて嬉しかったな。
終わりましたよ〜
の声がけの方が遅かったよ!
そのあと1時間くらい回復室で寝て、目覚めたらりんごジュースを飲んで、特に吐き気もなかったので、着替えてから、個室へ案内された。
術後のおっぱいは、がっちりとガーゼやテープで止められていて、1週間後の抜糸までそのままの状態をキープとのこと。
会社休みにしておいてよかったな。
あと。冬でよかったな。
聖路加での手術がうまくできていたので、出血も少なく、ドレーンも不要とのことで、クリスマスにドレーン抜去に来る必要もなくなった。
先生がお話しにいらして、手術の説明をしてもらい、特に問題なかったと聞いた。
それから看護師さんから注意事項を聞いて、その日は帰宅。
さすがに電車でトコトコ帰りたくはないなぁって思ったので、迎えにきた母親とタクシーで帰る。
注意事項としては、
- 発熱や痛みがあるかも。その時は鎮痛剤を飲む
- 胸から下のみのシャワーは可能
- 抜糸まではなるべく安静、無理しない
- お酒や辛いものなどの身体があったまるものは避ける
という感じ。
その日は、前回の手術前に買った術後のブラジャーをして寝た。抜糸までは、動く時はがっちりブラジャーをつけていた。
抜糸まで普通に過ごして、特に問題も起こらず、1週間後に無事抜糸完了。
その足で友達とランチをして、お祝いにビール飲んだよ。
それから散歩して、友達の家で夕飯をごちそうに。そのくらい、入れ替え手術の術後はラクでした。
そんなこんなで、2016年の年の瀬。
2016年は忘れたくても忘れられない1年になったのでした。がんばったな、あたし。