なんとかなる

乳がんサバイバーの備忘録。

病理結果とPET-CT。

退院して9日後、病理結果を聞きに行った。

 

もういいんですよ、抗がん剤必要ってわかってますから。

でもね、リンパ19個検査して、6個に転移があったって。朝一の予約だったけど、朝一ショック。

 

前日に初めて会った同じ病気、同じ主治医の方から

病理結果、プリントしてください!って言ったほうがいいよ!

とアドバイスされたので、言ってみた。だって、口頭だとわからないもん。

 

先生、若干しぶしぶ気味にプリントしてくれた。

「こわくなるだけだからね...」

って。

核グレードとかは悪くはなかったのだけど、腫瘍の大きさ(範囲)が大きかったのもあって、ステージでいうとステージIIIa。

多分そういうのをあんまり見せたくなかったんだと思う。

 

まずは、全身の検査をしましょう、ってことで、これまた速攻PETの予約をされた。それも翌日に。

わたしは休職してたからいつでもどこへでも行けるけどさ、働きながら時間を工面してる人にはほんとに大変なことだと思う。

 

PET検査をうける

大手町の、聖路加メディローカスという検査機関でPETを受けた。全身の検査ってちょっと恐ろしい。

経験者に聞くと、病院によっては手術前にPETや骨シンチを受けたりするようなのだけど、わたしの病院(わたしの主治医?)ではそれがなく、一度疑問に思って手術前に聞いてみたのだけど、

「手術前にもし他のところに転移がわかっても不安が増えるだけなんですよ。」

と言われた。まあ、自覚症状もないから、ということなんだろう。

 

なんでも、がん細胞はブドウ糖が大好きらしく、そのブドウ糖に似た薬品を身体に入れて、PET-CTで撮影すると、がん細胞が映るんだそう。

 

注射して、しばし休んで、撮影して、3時間くらい。

注意事項に、

検査後当日に、人と密接するとか人ごみに行くことはなるべくやめてください。

って書いてあった。周りの人に被ばくするらしい。

 

ってことは、わたしが放射線放ってるってことねー。こわーい。こわーい。

 

その日はとりあえず、言われたとおりおとなしく帰宅した。ずっと、わたしは今放射線よ...って思いながら歩いてた。

一人暮らしでよかったよね、旦那さんとか子供とかいたら隔離されるよね。なんとなく。

 

主治医からのメール

検査の翌日、しかも早朝。主治医からメールが届いた。

こわいよね、主治医からのメールって。

 

「PETの結果、異常ありませんでした。ご安心ください。」

 

よかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

不安を払拭するためか、次の診療前にすぐにメールくれたのがとてもうれしかった。

 

もうあとは、治療にはげむのみ!とひとまず前に進む気持ちになった。