なんとかなる

乳がんサバイバーの備忘録。

大騒ぎ体質。

わたしは何かが起こると一人で留めておけないタイプ。

 

かなりあけすけな女だと思う。

昔から好きな人ができれば、あーでもないこーでもないと話しまくり、仕事で嫌なことがあればグダグダ話しまくり、何か悩みがあればその悩みを話す。

もちろん、誰彼かまわずってわけじゃない。

聞いて欲しいだけのこともあるし、解決策の案が欲しいこともあるし、もう心は決まってて話して納得したいだけのこともある。わりと話してすっきりすることも多い。

まぁ、めんどくさいやつですよ、たぶん。

 

そんなわけで、LINEとかメールで日頃よく連絡を取り合ってる友達や毎日話す女性の同僚には、この乳がん事件の顛末をほぼ余すところなく話したりメールしてた。

きっと人に言う言わないって人それぞれで、乳がんになったことは家族以外には話さない、絶対バレたくない、って人もいれば、わたしのように聞いてもらうことで、元気をもらう人もいる。

社会的な立場(仕事や子供の有無、その周りの関係性)でも全然違ってくることなんだろうな。

 

乳がん事件の最初から今に至るまで、事あるごとに話を聞いてくれた友だちには、ほんとに感謝以外の言葉が見つからない。

もともとマメ子ゆえ、返信もすぐしちゃうし、どうなるかわからない恐怖を訴えたりしたし、眠れない時は海外に住む友だちがその相手になってくれたりした。

たぶん、みんな病人相手(病人っていうことばがどうもしっくりこないけど)に、とっても言葉の選び方も気を使ってもらってたと思う。

 

告知された日、よし、夜会おう!と忙しいのに時間を作ってくれ、元気づけるために黄色いお花をくれたり、

遠くに住んでいるけれど、いくつものお寺にお参りしてくれたりした姐さんもいたり、

カラダにいい手作りごはんの会をしよう!と誘ってくれたり。

「連絡ないと逆に心配」とメールくれたり。このまま一人暮らしでおばあさんになっても大丈夫な気すらしてくるよ。

 

そして、わたしの親友たち(って呼んだことないけどそう呼ばせてもらうよ)は、2人で、友だちとしてどうしたらいいんだろって話してたんだって後から聞いた。涙が出るよ、ほんとに。

「とにかく明るく楽しく接しよう!」

って結論になったんだって。ほんとに心配させてたんだな、って思ったよ。ごめんね、ありがとう。でもお陰で乗り切れた!

 

途中から大騒ぎしすぎな気がしてきたけど、12人に1人がなると言われる、女性なら誰でもなる可能性がある病気だから、大切な友だちには言おうと思ったの、ちゃんと検診受けてもらうようにと一人ピンクリボン活動のつもりで。

みんなをびっくりさせてしまったと思うけど、心の片隅で覚えててくれて、おや?と思ったらすぐに病院に行ってもらえたらなと思う。

 

そしてこのブログも、そんな一人ピンクリボン活動の一環。乳がんになんてならないに越したことはないけど、早く見つけて治療することが大事だと思うから。

 

大騒ぎ体質、バンザイ!

ってことで、締めていいかな。